尊敬する知の巨人 松岡正剛先生によると
==本棚は本である。それとともにタイトルも
表紙も目次も、中見出しも帯も本なのである。
読者はこれらを読んでいる。本にマーキング
することも、本棚の本を並び替えることも
読書なのである==『インタースコア』より
ということなので、積読していることに
後ろめたさを覚える必要はないのだけれど
やはり、そこに待っている言葉たちがいる
と思うと、ちゃんと扉を開いてあげたい。
でも、一冊をまっとうに読むのは意外に
時間がかかる。
私は、速読インストラクターだし、フォト
リーダーでもあるけれど、やっぱり好奇心
の速さと本を読む速さは全く違うので
追いつかない。
それもあるけど、CDのジャケ買いと同じで
丁寧に装丁された本には心が躍って
手元に置いておきたいと思ってしまう。
本棚にしまって、時おり楽しみたい。そう思う。
(結局、本棚にしまわず積まれるんだけど)
かくして、私の部屋の床面積の半分くらいは
扉を閉ざされた本が置き去りにされている。