本を売る
積読本が部屋の床面積を半分以上をしめると
ルンバの活躍の機会を奪うことになるので
周期的に、一掃セールをしなければならなくなる。
これは機械的に行わなければ、目的を達成できない。
心を鬼にして、特級品、高級品を決めたら
あとは、1年ほどねかしてしまったビジネス書、
実用書、文庫本から売っていく。
ちょっと気が利いている装丁の本を売るのは
とても勇気がいるのに、私の思っているほどの
価値にはならない。
大量生産できるものは、手に入れた時点で価値は下がるのだ。
そこから考えれば、人間もオリジナルを前面に出している人の
ほうが価値があるようにみえるのは当たり前かもしれない。
私たちの頭はそう考えるようにできているのだから。
まぁ、人はオリジナルであって、一つとして同じものは
ないはずだけれど、画一化されるように教育を受けてきた
身としては、相反する矛盾の中でもがいてきたわけで
今さらオリジナル性を求められても、結構困る。
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